こんにちは、いわちゃんです!
今日は「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という格言について話します。

この記事は以下のような人におすすめ!
・試合で勝ちたい人
・理由が分からない勝ち/負けを経験をした人
・社会人や学生、主婦の方問わず、1試合1試合を大事にしたい人
少々長いですが、何かしら気付きがあると信じて最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは?
この格言を聞いたことありますか?
元プロ野球監督の野村克也さんの言葉ですが、私は中学の卓球部時代に顧問の先生から初めてこの言葉を聞きました。
私はテニスを小学生の時に始めましたが、中学は硬式テニス部が無かったので部活は卓球部に入り、スポーツにおける試合というものを初めてちゃんと経験したのが中学の卓球部でした。
初めて出場した1年生大会はとてつもないほど緊張したことを、今でも鮮明に覚えています。
顧問の方がとても熱心な方だったので、スポーツ・部活を頑張ることの意味合いをここで学ばせてもらいました。

話がそれましたが、それほどまでに当時真剣に卓球に打ち込んでいたので、この「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉も鮮明に覚えており、テニスにおいてもこの言葉通りに感じることが多々あります。
「勝ちに不思議の勝ちあり」 ~テニスでの事例~
普段、「なんで今日の試合勝てたんだろう」という試合を経験したことがある人もいるのではないでしょうか?
今日は経験したことがある人が多そうな下記の2点に関して話します。
- 調子が悪いのに何故か勝てた時
- ピンチが続いていたのにワンチャンスをものにして何故か勝てた時
偶然のように感じる勝ちでも必ず理由があるはずなので、紐解いて上達のヒントにしていきましょう。
事例1 調子が悪いのに何故か勝てた時
調子が悪いときってよくありますよね。普段練習していて、「今日調子良いわ~」と言ってる人より「なんか今日調子悪いんだよね、、」と言ってる人の方が感覚的に多い気がします。
では試合で調子が悪いとき、皆さんは何を考えてプレーしますか?
私は調子が悪いときほど「集中しようとするし丁寧にプレー」します。
調子が良いときは打ってる感覚が気持ち良かったりするため、どこか雑にプレーしてしまうことってあるんですよね。(変に調子に乗って攻めすぎてしまうなど、、笑)
ですが、調子が悪いときは、気を張るというか、やはり意識的に丁寧にやろうとするため逆に簡単なミスが減り、結果として「勝てるプレー」ができることがあります。
何をもって調子が良い悪いと捉えるかにもよりますが、結局はその日の調子で勝つための最善を尽くすしかないので、冷静に相手を見極めて、試合で勝つためにどういったプレーをするべきかに全力注ぎたいですね!

事例2 ピンチが続いていたのにワンチャンスをものにして何故か勝てた時
これは、例えばゲームカウント2-3、3-4、4-5のように、常に相手に一歩リードを許していたり、自分がゲームを取れるときはほとんどデュースなどで競るのに、相手にゲームを取られるときはラブゲームであっさり取られるような展開のときです。
何度もピンチがあり、いつゲーム差を離されてもおかしくない展開の中、どうにか凌いできた中で、やっときたワンチャンスをサラッとものにして勝てたような経験はありませんか?
たくさん試合経験がある方であれば一度は経験あるのではないでしょうか?
何度も「負けた」と思いつつも、気付いたら勝ってた、みたいな感じです。
テニスは流れが重要な競技だとよく言われます。
ずっとピンチを凌いできた側にいざチャンスが訪れると、「今度はこのチャンスを自分が取れるかもしれない」という追い風が吹くことがあります。
逆に、ずっとチャンスが来ていたのになかなか取れないでいると、今度は自分がピンチになったときに必要以上に焦ってしまい、「取られてしまうかも、、」と不安になるというのも心理だと思います。
試合ではどちらの立場にもなりうるため、冷静に状況を見極めていかに「目の前のポイントに集中できるか」が大切だと思います。

「負けに不思議の負けなし」 ~テニスでの事例~
皆さんは「負けた理由がわからないなー、、」と思った経験はありませんか?
負けるとき、必ず理由があります。
負けた時に思ったことがある人が多そうな下記の2点に関して話します。
- 相手が強かった
- 自分の調子が悪かった
負けた試合を振り返った時に、どうしたら勝てたのかを考えることは重要です。
上記の例は、理由としてはざっくりとしすぎていて根本の部分は見えていないことになります。
根本が見えるように紐解いて上達のヒントにしていきましょう。
事例1 相手が強かった
相手が強くて負けるということは誰しもが経験あると思います。
時には圧倒的な実力差を見せつけられて負けてしまうこともあります。
考えるべきは、「相手の何が強かったのか」を整理することです。
テニスは自分本位でやりがちのスポーツです。
(こういうボールが打ちたい/こういうプレーがしたい など)
そのため、相手にどういう強みがあるのかを考えることはとても参考になります。
ましてや自分が負けた相手なら、より鮮明にイメージも湧くはずです。
- 戦略
⇒大事な局面でそれまでとは違うプレー - 配球
⇒相手にコースが読まれない工夫 - フィジカル面
⇒自分は終盤にバテていたのに、相手は最後まで走れていた
など、色んな面で分析してみましょう。
すぐに負けた相手と同じレベルまで行くのは難しいこともありますが、ただ「相手が強かった」で終わらすのはもったいないです。
「不思議の負け」は無く、負けには必ず理由があるので、相手のどこが自分よりも優れていたのかを分析して上達のヒントにしましょう!

事例2 自分の調子が悪かった
まず考えるべきは、仮に調子が良かったとして「調子が良かったら本当に勝てたのか」です。
少なくとも調子が悪かったと感じるということは、「もっとできたな」と思っているはずです。
何故調子が悪いと感じたのか、ここを考えることが上達のヒントになります。
- 試合序盤が思うように体が動かなかった
⇒解決策)もっと念入りにアップをする - 走れば取れたと思うボールを見逃すことが多かった
⇒解決策)常にボールが入ってくると思って準備する/試合の最後まで走り続けられる脚力を付ける - ボールを思ったところにコントロールできなかった
⇒初めて打つ相手のボールでもコントロールできるように、より沢山の方と練習する
上記はあくまで例なので、普段の練習から「調子が悪い」と感じた時に、具体的にどう悪いのかを考えて対処できるようにしましょう!
まとめ
「不思議の勝ち」と言っても、これまで自分が努力を重ねてきたことで自然と発揮できた結果だと思うので、やはり普段の努力の積み重ねが「不思議の勝ち」を引き寄せるのだと思います。
(相手がいるスポーツなので、極論、自分のプレーがどんなに上手くいかなくても相手次第では勝てることもあります。それこそまさに「不思議の勝ちあり」です。)
良い流れ・良い雰囲気の時はそこに乗っかり、悪い流れ・悪い雰囲気の時はどうしたら断ち切れるのかを考え実行することが重要です。

テニスにおいて、相手に絶対に勝てるという方法はなく、負けた時に「良く分からないけど負けちゃったなー」で済ませても成長は難しいです。
「どうしたらもっと相手を苦しめることができたのか」を考えることで、負けた理由がもっと具体的に見えてきて、「不思議の負け」を無くしていくことができます。
勝てた理由、負けた理由をしっかりと分析して上達していきたいですね!
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